さぁ皆さんお待ちかね!!ご存知のお方もござりましょうが
お江戸を発って二十里上方、相州小田原一色町をお過ぎなされて
青物町を登りへおいでなさるれば...
おっとっと!!話が逸れたぜ!!
お待たせしました!!私が長年経験して見出した、
教科書の引き方よりも利く水平ラインの引き方(仮説)
について、今回はお届けしていきますよー!!
ただ、
私独自の考え方でありますので、その辺は重々ご承知頂きますよう、はじめにお願いしときます!!
わたくしといたしましては、あまり教えたくない内容ではあるんですけどねぇ。それぐらい「結構いい内容なんじゃないか?!なんて思ってますよ~
んじゃ、そろそろいってみよ!!
目次
そもそもレートってどういう動きをするんだっけ?
皆さん、レートってどういう動きをするか考えてみて下さい。
うねうね波を打って動いていきますよね?どこかで必ず切り上げたり切り下げたりしているから波を打つわけです。
あれって、高値と安値がどうやって切り上げたり、切り下げてるか考えたことってありますか?
サポートラインとレジスタンスラインがきれいに逆転していれば問題なく、教科書通りに水平ラインを引くことができます。
問題は下の図のように、高値でも安値でもない箇所で反転した場合です。
更に言えば、反転箇所がネックラインでもなくラウンドナンバーでもない時、これはもはや教科書には載っていない状況なので、どこにラインを引けばいいのか分からなくなってしまいます。
その結果、無理くりにラインを引いてぐっちゃぐっちゃなチャートが出来上がるわけです。
では、どうすればいいのでしょうか?
ってなワケでいよいよ発表したいと思います!!
いよいよ発表!教科書の引き方よりも利く水平ラインの引き方(仮説)!!
定義
それではいきますよ!!これを教科書の引き方3点に付け加えてみて下さい!!
1時間足以上の長期足チャートにおいて、レートが形成する山・谷の溝に存在する、ローソク足のヒゲと実体付近に引けるレジサポ(レジスタンス・サポート)逆転ライン!!
................(汗)。。。
なんのこっちゃ?!
え、ええ...(汗)そう思われるのも無理はありません。なんせ書いてる当の本人が何て書いていいのか悩んでしまったぐらいですから...
それでは細かく説明していきたいと思います。
解説
まずは「山」と「谷」、そして「溝」の定義付けから。
なんとなく分かりますか?
溝の説明が難しい(汗)なんとか図で理解して頂けるとありがたいです。
この山と谷の溝を、1時間足以上の長期足チャートで考察していきます。
基本的には
山の溝であれば、頂点のローソク足の「最安値」と「安値」
谷の溝であれば、底辺のローソク足の「最高値」と「高値」
にラインを引いていくのですが、この時に、
前後の値動きと照らし合わせた時に、そのラインがレジサポ逆転ラインと判断できる時のみ、そのラインを採用します。
では実際のチャートで見てみましょう。
実際のチャートで...
上図はUSD/JPYの日足チャートです。ピンクの四角内について考察してみたいと思います。
まずこの四角内ではまだ完全に谷の溝を形成していませんが、こういう場合は、このままレートが上昇したら?と想像した上で考察していきます。
まずは先に説明した通りに、四角内で引けたのはこの3本のラインでした。続いて4時間足。
○印の部分が、最初に注目した部分です。その後、そこにラインを引いた時にレジサポ逆転が認められるかを見ていきます。◇印は私が「レジサポが逆転している」と判断した部分です。
中には、4時間足と日足で引いたラインがめちゃくちゃ近い、あるいは重なってしまうラインがあると思います。
もし、間が狭い時は、そのラインとラインの間を抵抗帯としてとらえ、重なった部分は、他のラインよりも更に注意を払わなければならないラインとして認識します。
抵抗帯であると覚えておくことができるのであれば、狭い範囲に引かれている2本のラインのうち、必要な方だけ残していらない方を消去してもかまいません。ラインが重なるのであれば、無理に重ねて引かず長期足で引いたラインだけで対応するとチャートがすっきりします。また今日足と4時間足のチャートで考えましたが、これは1時間足と4時間足、1時間足と日足がそのような関係になっても同様に考えます。
それでは最後に1時間足についても同じように見ていきましょう。なおチャートに付けるマークは4時間足のチャートに付したマークと同様の意味合いで使っています。
もう日足と4時間足でほぼ引けてしまっているので、あまり引くところはありませんでした。これらのラインを最終的には5分足で見ていきます。
1時間足と5分足のオレンジ色の四角は4時間足のチャート画像の続きを進めてみた部分です。
要所要所で、なかなかいいレスポンスを見せているとは思いませんか?
今まで引いてきたライン上のどこかで、5分足の5SMAが形成する波がサイン(チャートパターン、高安値の切り上げ・切下げ)を出した時がエントリーサインとなり、損切り・決済のサインとなるのです。
もちろん、移動平均線によるグランビルの法則やトレンドラインが絡んだりしてくるので、全部が全部サインとなりえるかと言えばそうとも言えませんが、それがFXを難しいものにしている所以だったりするのは、すでにあなたもお分かりのはずです。
なぜに「山・谷の溝」なのか?
さて、山と谷の溝に注目せよということでやってきたわけですが、この
「山と谷の溝」こそが、最高値でも最安値でもない、ましてやネックラインもなければ、ラウンドナンバーすら見付けられない時に反転ポイントのターゲットになりやすい部分だと思うんです。
チャートは根拠があって動くものです。なんとな~くそろそろ下落するのも飽きてきたし...上昇時間が長過ぎたし...みたいな気分のようなもので動くものでは決してありません。
必ず変化を見る時は何かを参照してそのレートに反応して動いているはずです。
FXで記録されていくレートの種類はいくつあるでしょうか?そう、あなたももちろんお分かりですよね?
最高値、高値、安値、最安値の4種類、4本値と呼ばれているやつです。
たった4種類しかないんです。
上昇トレンドを例に考えてみます。
上図・右のように過去の最安値、あるいは安値まで現行レートが戻ってきた時を想像してみて下さい。あなたはどう判断しますか?
Wボトムと判断しませんか?
なので、トレンドが発生している時は、最安値あるいは安値まで戻ってきてはならないのです。(厳密に言えば戻ってきてもいいですが、そんな時はもう既にトレンドがある程度進んだ後の調整局面に入る可能性が高いので、今は除外します。)最安値、安値に戻ってくる前のどこかで反転しなければなりません。ならば、あとは消去法です。参照できる要素はあと2つしかありません。
押し目になるであろう谷の底辺にあるローソク足の最高値と高値しか参照できるものはないのではないでしょうか?
あくまで仮説です。プロトレーダーが本などで謳っていたりする類のものではないので信憑性はありませんが、私の数年間の体感として
前回記事でお伝えした、教科書通りのラインの引き方より、よく利く感覚を得ています。
ぜひ、これを機会に、このことを頭のどこか片隅にでも入れて、1回チャートを眺めてみて下さい。
実際に使わなくてもいいです、ただ眺めてもらうだけで...
もし、あなたがライン引きがまるで分からん!!って思ってる人や、いまいちこれでいいんだろうか?って思ってる人だったら、「おっ?!」と思う瞬間をおそらく味わって頂けると思うんですよねぇ...
注意点
余裕のある捉え方を...
これに関しては教科書的なことをいいますが、
水平ラインはガチッと利いてくれる(場合もありますが)ものではありません。おおよその位置を教えてくれるものだというぐらいの姿勢で使うようにして下さい。
引いた水平ラインにタッチする前に反転したから使えない、とかほんの数pips越えたから、ちゃんとレジスタンスラインやサポートラインとしての機能を果たしていないと愚痴をこぼすのはFX業界ではナンセンスです。
だからこそ、FXは難しいと言われるし、勝者1~2割、敗者8~9割とも言われる世界なんだと思います。
そこは補うのは、絶対的に練習です。厳しい言い方になってしまいますが、「え~!!できる限り練習とかしないでいいような方法を探してるのに~!!」と万が一あなたが思うような人であれば、FXで稼ぐことは諦めるべきです。
引きすぎない
引き方を説明するのにチャートで図解しましたが、正直言うと
まだラインを引き過ぎている
のかもしれません。あなたもひょっとしたら、「なんだかんだお前もチャートぐちゃぐちゃじゃねぇか!!」と思ったかもしれません。もしあなたがそう思ったのであれば、お願いがあります。
あなた流を突き詰めて下さい!!
そもそも今回の記事に賛同して頂けなかった場合は、そのまま捨て置いて頂いて結構ですが、もし「なるほど!!使えるじゃないか!!」と思って頂けたなら、あなた流の取捨選択を突き詰めて、必要最低限のライン引きのマスターを目指してください。
ちなみに、私は図解で示した時のチャートの状態でも一応現時点では過去最大のすっきり加減です(汗)もちろん更に書き足してもっとぐちゃぐちゃになり、また消して最初から...みたいなことは多々あります。
あなたも何度も何度も挑戦してあなた流を磨き上げてみて下さい!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
なるほど!!と思って頂けたら幸いです。
- しっかりとした教科書的な水平ラインの引き方があるにも関わらず、また、「水平ラインだけで勝てる」と豪語するプロトレーダーがいるにも関わらず、敗者8~9割、勝者1~2割というパワーバランスは、明らかにおかしい。教科書以外のもっと意識される水平ラインの引き方が存在するのではないか?
- 「教科書通りの水平ラインの引き方」に合致しない部分での反転は、レートの「山・谷の溝」にあるローソク足に注目する。
- 中途半端な位置のローソクは足は注目されず、レートの山・谷の溝にある、底辺や頂点のローソク足が注目されやすい。
- レートは何となくで動いたりはしない。必ず根拠があるはずで、レートという数値のみで考えれば、その要素は最高値、高値、安値、最安値の4本値に絞られる。これが我々に与えられる最大のヒント。
1時間足以上のチャートで見ているため、5分足チャートで見れば、1時間足以上のチャートで引いたラインが5分足チャートのWボトムのネックラインだったり、最高値、最安値だったりするかもしれません。つまり、
教科書の引き方と何ら変わりねぇじゃねぇか?!
と、思われる人もいるかもしれません。確かにそういう意味では何ら、教科書とは違いはないと言わざるを得ないでしょう。
ならば、5分足の全ての最高安値にラインを引くのか?、Wボトム、Wトップなど全てのチャートパターンのネックラインにラインを引いていくのか?ということを考えてみて下さい。必ずどこかしらの部分で取捨選択しなければならないシーンにぶち当たると思います。その取捨選択する指標となり得るのが、「山と谷の溝」理論だと思うのです。
1時間足チャートを見ていた時に、今まで見落としてきた、「5分足レベルでの最高安値、チャートパターンのネッライン」を浮き彫りにすることができるようになるかもしれません。
もしよろしければお試し下さい!!おそまつ!!!
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