グランビルの法則を学ぼう

まいど!!

閲覧頂きありがとうございます。TOCです。

さて、今回取り上げるのはグランビルの法則です。

FⅩ業界ではあるあるですが、「使える」と言う人と「使えない」と言う人がいるようです。

しかし、私だけかもしれませんが、どちらかと言うと、基本中の基本のような気がします。

ま、何はともあれ、知っていなければ使えるか使えないかすら分からないので、とりあえずサクッと勉強しちゃいましょう!!

そいじゃあ、早速いってみよ!!

グランビルの法則って一体なに?

グランビルの法則は、米国の有名な投資分析家であるジョセフ・E・グランビル(Joseph・E・Granville)さんが1960年代に考案した手法です。

レートと移動平均線との位置関係から、「4つの買いポイント」「4つの売りポイント」を見極めます。

グランビルさんは株の分析にこの法則を提唱したわけですが、FXでも余裕で機能しちゃう素晴らしい法則なんですねぇ。

また、彼が推していたのは長期足投資家が注目する200日移動平均線を使用したものでしたが、短期トレードが主流化している昨今では、200日移動平均線よりも短い期間設定の移動平均線を使う方が一般的なようです。

いろんな期間設定を推す人がいると思いますが、私としましては、あなたがどのようにトレードをしたいかによって、フレキシブルに様々な期間設定の移動平均線を使い分けてよいと思います

1つの期間設定にガチッと固める必要はないといことですね。

それではいよいよグランビルの法則のエントリーポイントについて見ていきましょう!

4つの買いポイント

買い①(移動平均線が下向きから水平か、少し上向きになってからの上抜け)

今まで下向きだった移動平均線が、水平気味か、やや上向き気味になってきたところをレートが上抜けするタイミングです。

上図を見て頂ければ分かると思いますが、移動平均線を上抜ける前のレートの形によっても、期待値は変わってきます。

上図・左のように高安値の方向感が失われてしまえば、もみ合いの結果、再度下げトレンド継続の可能性も出てくるので注意が必要です。

逆に、上図・右のように高安値切上げが確定すると、今まで売りポジションを保有していたトレーダーが手仕舞いを始めるので、上昇の可能性が高まります。

また、移動平均線が水平気味か上向き気味であるということには十分に注意を払わなければなりません。

移動平均線は価格の平均を視覚化したものなので、レートはその平均に向かって戻ると言う習性があります。(これを移動平均線の回帰性と言います。)

なので、例え移動平均線を上抜いたとしてもその時に移動平均線が下を向いているようであれば反転急落の可能性が高まるのでリスクの高いトレードとなってしまいます

買い②(上向きの移動平均線を下抜けてからの押し目ポイント)

上向きの移動平均線を下抜けた後の反転ポイントを狙う、つまり、押し目を狙ったエントリーポイントです。

上図のように、押し目買いのポイントで、より下位足のレートが転換のサインを見せてから、あるいは、移動平均線と同期間で設定したオシレーターが上を向いてからなど、

何かしらの反転の根拠を見出してからエントリーするようにしましょう。

一番安全なのは、

再度移動平均線を上抜いた時です。

買い③(上昇に傾いた移動平均線にレートが反発した時)

買いポイント②を経て、だいぶ上昇ムードが強くなっている状態での移動平均線回帰のタイミングです。

注目しているトレーダーも多いので有効に働く場面が多いです。

ただこの時に、もっと長期に設定した移動平均線に対するオシレーターが、既に下を向きかけている場合は注意が必要です。

何においても長期足に勝るものはありません。

反発がダマシに終わるか、あまり伸びずに終了してしまったりしてしまうので、もしその状態で入ると言うのであれば、それなりのリスクを覚悟の上でエントリーするようにして下さい。

買い④(相場状況が売りムード満点の中での、移動平均線の回帰性を狙った買い)

移動平均線から乖離した状態での回帰性を狙った買いタイミングです。

移動平均線が下を向くことで大衆心理はすでに下を向いています。

ある程度移動平均線からレートが離れていることから、その回帰性を期待したエントリーですが、これに関しては、

おススメできません‼️

どこまで乖離したら反転するのか定かではないし、回帰性についても確実に移動平均線まで回帰するという保証はどこにもありません。

回帰せずに横ばい状態で揉み合った後、下落に転じることも余裕のよっちゃんであります!

下降トレンドに乗り遅れて、途中から入ろうと待っているのに、待てど暮らせど下降トレンドが終わらない雰囲気の時ってありますよね(汗)

やることがなく、だいぶ下降が進んだところで悪い虫が動き出すんですよねwww

「だいぶ移動平均線から離れたから戻し部分の上昇を取れるんじゃないか?!」

こんな気持ちにとらわれた時は、大概、負け街道まっしぐらなので、チャートを閉じる勇気を持ちましょうwww

ちなみに今でもこれをやってしまう私はまだプロトレーダーになれていません(泣)でも初期に比べればだいぶこの回数も減ったので、それが成績±0につながっている証拠でもあるのかもしれません。

ムリくりトレードしても、結局ただ遠回りするだけですねww

無理して結果資金を減らすぐらいなら待つ勇気を持ちましょう!!

4つの売りポイント

売りポイントは、今まで説明してきた買いポイントの全く逆バージョンの説明となります。

売り①(移動平均線が上向きから水平か、少し下向きになってからの下抜け)

今まで上向きだった移動平均線が、水平気味か、下向き気味になったところを、レートが下抜けるタイミングです。

これも買い同様、下抜ける前に高値がしっかり切り下げているかどうかで期待値が変わってきます。

高値切上げた状態で移動平均線を下抜け、安値を切下げたとしても、「方向感がない状態」なので、その後もみ合った上で、再度上昇トレンドを継続させる可能性を秘めているので注意が必要です。

一方、高値を切下げた状態で安値も切下げると、移動平均線を下抜けた時にレートの動きが加速する可能性が高まります。

高値切下げ・安値切下げ=上昇トレンドの終了という共通認識がなされているからこそ、その段階で手仕舞い始めるんですよねぇ。

更にその上で、移動平均線が水平ならば、立て続けに手仕舞いが入ると想像すればレートが下がり続けるという予想が付く。

そうなれば移動平均線が下向き始める。

移動平均線、つまり、平均レートが下を向くことでレートが下向きに引っ張られていくので、より一層下降の可能性が高まる。

更に手仕舞う、新規売りが入る。

と、まぁ、ドミノ倒しのように売りが進んでいくワケですなぁ。

なので、買い①と同様、移動平均線が水平気味か、下向きになっているかについては注意を払う必要があります。

移動平均線に逆行するレートは、反転する可能性が高いので、もし勝負する場合はそのリスク覚悟でトレードするようにしましょう。

売り②(下向きの移動平均線を上抜けた戻り目ポイント)

売り①を経て、レートが移動平均線を1回下抜けた後に、再度上抜けた時の戻り目のタイミングが売り②のポイントに当たります。

この時は移動平均線がだいぶ下向きになっている場面です。売り①を経ることで、既に大衆心理は下降トレンドに気持ちが傾いた状態です。できる限り早い段階で戻り目を掴みたくてウズウズしているはずです。

下位足での下降トレンド転換を示唆するチャートパターンや、移動平均線と同期間に設定したオシレーターの反転など、反転の根拠となるサインを確認してからエントリーするようにしましょう。

やはり確実なのは、

再度、移動平均線を下抜けた時です。

売り③(下向きの移動平均線に回帰してきた時の反発タイミング)

移動平均線の回帰性により、レートが移動平均線に戻ってきた時の反発を狙うのが売り③のポイントです。

売り②同様、下位足の反転チャートパターン、オシレーターからのサインなどを確認してからエントリーするようにしましょう。

売り③のポイントまでくると、トレンドがだいぶ進んでいるという場面も少なくありません。

エントリー後に含み益が出たのに、伸ばそうと思ったらその矢先に反転、即含み損…な〜んてツラいことが起こるのも、この売り③のポイントだったりします。

分かりやすいサポートラインの近くや、上位足での何かしらのダイバージェンスが発生している時には特に注意してトレードしましょう。

売り④(移動平均線上向き状態での回帰性を狙った売り)

相場状況としては、上昇トレンド中レートが移動平均線から乖離した時の回帰性を狙ったポイントが売り④です。

が、もうお分かりですね?トレンドと逆行している売りなので、当然これも、

おススメできません‼︎

トレンドに逆行する局面ってのは素直にレートが動かない可能性がめちゃくちゃ高くなります。うまく含み益掴んだとしても、急反転で即含み損とかね…

トレンドに乗り遅れたら、静かに次の乗り口を待つしかありません。(ただ乗ろうと思ってたのに、躊躇して乗れなかった場合のこの時間ってめちゃくちゃ苦痛なんですよねぇ…(汗))

逆行で利益を得ようとするのはホントに至難の業です。特にあなたが初心者であるのであれば、悪いことは言わないので、諦めるクセを付けましょう。

グランビルの法則は使える?使えない?

結論から言うと、

グランビルの法則単体で勝ち続けることは難しいと思います。

まず、説明上、①〜④というように、番号順に説明してきましたが、必ず番号順に進むというモノでもありません。①・②・②・③と進んだり、①、③・③・③と進んだりする場合もあります。

ひょっとしたら、この「番号順にこない」という解釈さえ、人の見方によっては「いやいや、ちゃんと番号順に出現するよ!」と言う人も当然いると思います。

それだけ

チャートの見え方は人それぞれだということです。

なので、ガチガチに捉えることなく、チャートパターンやプライスアクションのような感覚で使うぐらいがちょうどいいと思います。

トレードは、エントリーの根拠が重なれば重なるほど精度が増します。他の分析方法と組み合わせて使い、トレードの精度を上げる為の武器の1つとして捉えるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

移動平均線を使う上では必ずと言っていいほど紹介されるグランビルの法則。使うにしろ、使わないにしろ、知っておいて損はありません。

グランビルの法則・まとめ
  • 米国のジョセフ・E・グランビルさんが考案した、「4つの買いポイント」と「4つの売りポイント」を、レートと移動平均線の位置関係から見極める法則である。
  • 移動平均線の傾きに注意する。買いならば、水平〜上向き、売りならば水平〜下向きであることに留意すること。
  • 買いポイント④と売りポイント④はともにトレンドと逆行するポイントなので、使わない方がよい。
  • グランビルの法則は単体では使わず、他の分析ツールと組み合わせて使うのがよい。

デモトレードで無意識に使えるようになるまで、何度も練習して、体得できるように頑張りましょう!

私もまだまだ発展途上!あなたに負けないように頑張ります‼︎

今回はここまで!お疲れさまでした‼︎

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